「…諦めますから…キスして下さい」
真由は言ってから後悔していた
(立夏さんは断るのに…)
と思っていたら立夏は立ち上がって真由の腕をとる
「きゃ…」
いきなり立ち上がらされて息をつく間もなくキスされた
(これで由衣を悩ませるの終わらせられるなら…)
と思い立夏はすぐに行動に移していた
丁度村田も誰もいない
そのキスシーンを見ていたのが愛しい人とは思いもしない立夏
真由はうっすらと目を開くとリビングのドアの隙間から見ている少女を見てニヤリと笑った
(なんてタイミングのいいこと…)
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