「立夏様、どうぞ…」
「ありがと」
コーヒーを飲む姿にもうっとりしてしまう
この男(ひと)が欲しい
「で?何のご用ですか?白石さん」
「っ……」
「僕を怒らさないでって言いませんでしたか?
それとも怒らせに来たんですか?」
立夏の威圧的な物言い
真由自身にもなぜここに来たのかわからなかった
ただ立夏を虜にする女を見てやりたかった
でも見せられたのは二人の熱いところ
負けた気がした
勝てる気がしなかった
でも負けたのを認めたくなくて
何も言えなかった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…