* * * * *


 「ぅ……ん……」


腰にかかる重みが由衣を起こした


 (あれ……私…)


パチリと開いた瞳には戸惑いの色


立夏の規則正しく動く胸元が映った


 (…立夏さん寝ちゃってる……)


ふと自分の服装もヘアースタイルもお化粧もいつも通りに戻っていた


 (えっ……まさか…立夏さんが?)


考えただけで顔が熱くなる


実際は律子が着替えをしたのだが


 「……ゆ…ぃ…」


 (あ……)


立夏に呼ばれるだけでキュンとなる


由衣は立夏を起こさないようにベットから立ち上がってシャワールームに向かった