「ジェットコースターに乗って叫びすぎちゃった」



へへっと笑う娘に信也は呆れた顔になる。



「叫ぶくらい怖いなら乗るなよ」



「だって乗りたかったんだもん」



結衣はペンギンのぬいぐるみを抱いたままソファーに座った。



玲央もその横に座りしばらく遊園地の話は尽きなかった。