「お、旨そう。」



綺麗に焼けたお好み焼きを一口頬張る。



「…中が半生とかないだろうね。」



半分疑ったように勝を見る岩瀬。



「ひっでーなぁ。」



「岩瀬、大丈夫だよ。普通にうまい。」



俺の言葉に恐る恐る一口食べた。



「………」



「どうだ?」



「…うまい。」



ぼそっと呟くと、満足そうに勝は笑った。



皆でわいわい食べていると敦の携帯が鳴った。