そしてたどり着いたのはお好み焼き屋。



勝が食べたいと騒いだからしょうがなく。



思ったより中空いていてすんなり中に入れた。



言い出しっぺの勝だけど、焼くのが得意なのか鼻歌を歌いながら楽しそうにお好み焼きを焼いている。



「…明日は学力テストかぁ。」



「そうだな、まあ今更勉強してもな。」



「そうそう。さぁ、食べなさい。」



勝は手際よく皆の分を取り分けた。