本を読んでいた岩瀬は驚いたように顔を上げた。



「…ぼ、僕…?」



まだ戸惑ってる岩瀬の机の前まで行く。



「この後、なんかあんの?」



「…別にないけど。君たちの邪魔じゃない?」



「…全然平気だよ。なッ?」



敦たちを見ると笑って頷いた。



「岩瀬、行こうぜ。」



「…あ、でも。」



まだ悩んでる岩瀬を勝と両脇から立ち上がらせる。



「はいはい、行きますよ。」



「ちょ、ちょっと。」



暴れてる岩瀬を無視して学校を4人で出た。