おばあちゃんと一緒に麦茶を飲みながら、夕方のニュースをぼんやりと見る。




バターン!





「こら佐助、襖はゆっくり開けなさい」



おばあちゃんの注意に、佐助はうろたえる。



「あぁ…悪かった。…っつーか、あのクソジジイが来なかったか?!」



「藤次郎さん?」



「あー!クソあいつかよ!」



「何で?藤次郎さん居なかったら死んでたよあたし達」



「知 る か!…またあいつに聞きそびれた」




クソー、と言いながら畳に乱暴に座る。