「遅かったね。ご飯出来ているよ」


「やたっ!」



あたしが小躍りして喜ぶ様を、すごく冷ややかな目で見てくる佐助。


「…お前なぁ、もうちょっと女子っぽくしろよ、テンション高くてついていけねぇから」



「う る さ い」



鉄拳をぱし、と受け止めて、佐助は制服のまま居間に向かう。



あたしもその後を追った。