佐助も高校の制服に着替えて、あたしも別の部屋で着替えた。



帰るぞ、と指さしたのは、神山の登山道。あ、よかった。普通に帰るんだ。



「……お前さ、そんなにスカート短ぇと虫に刺されるぞ?…まぁ仕方ないか。運命だな」



「自分が足だしてないからって他人事みたいに…」



下山しながら、ぶつぶつお互い愚痴を言い合う。



なんだか、楽しかった。