叔母さんの浴衣を借りたあたしは、"神山"と言われる山の麓に有る神社に向かった。



…何だか気味が悪い森だ。



一瞬そんな考えが過ぎる。


「やっほーあかりん、おッ待たせぇー!」


由香理の登場で、そんな予感は何処かに飛び去ってしまったんだけど。