「ねぇねぇ、燈って烏丸くんの知り合い?羨ましいんだけどっ!」


「………はぁ?」



またもやテンションの高い由香理を、つい思いっきり冷めた目で見てしまう。



寝言かい由香理ちゃん。



「だってさ、超かっこいいっていうか。綺麗?」



「そこは認めても良いんだけどさ」



惚れたら負けだよ、あのキス魔に。


…とは言わない。



「……まぁ、そのうち目は覚めるか」



「えー?!何それ?!この学校内で断トツかっこいいから!」



「性格よ」