「あたしに何かリスクある?」


「いや?普通に生活してりゃあいい。契約はこいつに血印を捺してくれれば終わりだ」



余りに簡単で、気が抜けた。



佐助から刀を借り、指先を切る。


躊躇いなく血印を捺してしまったことを後悔するのは、佐助の本性を知ることになる、たった数十秒後のことだった。



態度が変わった。