世の中の産科不足の状況はテレビや新聞で見る限り芳しくはないように思われる。
今もどこかで――
自分と同じように、不安いっぱいで産院探しに奔走している妊婦さんがいるのかも・・・
そう思うと、とてもしょんぼり悲しい気持ちで胸が痛んだ。
私はずいぶん運良く恵まれていたほうに違いない。
近隣に予約制限なしで分娩を受け入れてくれる医療機関があったことも。
出産一時金のほぼ倍額の高額な費用をなんとかまかなえる状況にあったことも。
両方の実家から交替で、産前産後の手伝いに来てもらえることも。
だけど――
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