「イザベラ、俺の親友のアンドリュー・マリーだ
国王の騎士団長を務めている
腕は立つが…女にはだらしない男だから…惚れるなよ」

ロバート様がにやりと笑った

え?

惚れないよ

だって私はロバート様の……

「アンドリュー、俺の妻のイザベラだ
お前も手を出すなよ」

「わかってるよ!
それに俺は熟女が好みなんだ…ていうか熟れている大きな果実が二つついてるのがいいんだ
その谷間に顔をつけるのが、至福の極みだ」

「そのまま窒息してしまえ」

ロバート様が、アンドリュー様の脇腹に拳を入れた

アンドリュー様が「うっ」と一瞬だけ顔をゆがめると、すぐに笑顔に戻る

熟れている大きな果実が二つ?

私の視線は、自分の胸にいった

…それって、やんわりと私の胸が小さいって言いたいのね

小さいから、全く恋愛の対象外だって遠まわしに言ったのね

なんか、ちょっと傷ついた