『邪魔をする
俺のことは気にするな』

ロバート様が私の寝室に再び入ってくるなり、ソファに座って手紙を読み始めた

私は寝台の中で、じっとロバート様の姿を見ていた

何で戻ってきたのだろう?

何でここにいるの?

どうして…こんな暗い部屋で手紙を読んでいるのよっ

太陽があがって、部屋が明るくなってから読めばいいじゃない

この人の行動の真意がわからないんだけど

「気にするなと言ったはずだ
寝ろ…疲れているだろ」

手紙に目を置いたまま、ロバート様が口を開いた

「どうして…ここにいるのよ」

「俺の部屋なのに、俺がいると…口うるさくイザベラの部屋に行けと言う者がいる
ゆっくりと休めないのなら、どこにいても同じだ」

…え?

それだけでここに来たの?