イザベラは、ジェイミーのもとには行かなかった

あいつのもとには戻らなかった

俺の傍にいてくれると言ってくれた

それがどんなに、俺の心に温かい気持ちを流し込んだか…イザベラは知らないだろう

俺の傍に居てくれる

心強い言葉だった

ただ家のために残ったのではなく、俺と未来を見ようとしてくれている

そう感じれたから、俺は嬉しかった

俺と、損得の感情なしに付き合ってくれるのはイサンとアンドリューしか居なかったから

いつでも心をさらけ出せるのはイサンだけだった

あとは、いつでも敵になるような人間ばかり

得がある間だけの関係

損になると判断したら、すぐに背を向けるような人間ばかりだったから

俺には、イザベラの言葉が嬉しかった

甘える場所が増えたと感じた

俺は幸せ者だな

こんな可愛い妻がいて…信頼できる友人たちがいる

俺には未来がある