「ただ、姫と一緒に居たかったの」

何それ

なんか超ありきたりっていうか
なんかなんか

軽い男が言う

言葉じゃん?

『あっそ
んじゃもういい?』

あたしは席を立った
けど

「だめ」

遼があたしの腕を掴んだ
さっき
掴まれたときよりも

強く
本当にあたしが逃げないように