・・・・・・遼

「誰?この男」

『あんたよりましな男』

「姫に触るな」

そう言って男を睨んだ遼は・・・
とても怖かった

「ちっ・・・、」

男はそのまま消えた
遼はあたしを抱きしめた

『あの女に触れた手で
あたし抱きしめないでくれる?』

「ごめん・・・
あの人たちは何でもないから
ていうか、無事で良かった」

無事じゃないし

『何回もナンパされたんですけど』

怖かったし
何回ナンパされても慣れない