「姫
今までごめんね」

『別に』

恥ずかしくて
それしか言えなかった

遼はそれ以降何も言わなかった


「じゃあまた明日」

『またね』

ちゅ・・・


幸せだった
こういうこと
今までの恋愛じゃ
したことなかったから

家に入っても
幸せから抜け出せない