『あっそ
てか
見ての通りこれは遼がやってることで
あたしが誘ったわけじゃないんですけど

顔とスタイルの話出した女は
負けるって決まってんの

遼の彼女なら
ちゃんとこいつの心
掴まえててよね』


たまに通りすがる人が
あたし達を見る

遼は相変わらず
ずっとあたしを抱きしめている

「たかりょう!
あたしとこの女、どっちが好きなの?」

「答えていいの?

そりゃあ

姫に決まってんじゃん」