相変わらず遼は
人にニックネーム付けるの好きだね

「じゃあ
たかりょうの家がいいなっ」

「あ・・・
家はちょっと・・・」

一瞬拒んだ遼
そして

あたしに一瞬だけ
ほんの一瞬だけど

目を向けた


・・・何?

「ごめんね
俺の家はちょっと無理」

「えーなんで?
彼女なんだからいいじゃん」

あーやっぱり
遼の彼女なんだ