『っ・・・、男持ちの女に、
それは反則だし』

「したかっただけ」

遼は突然立ち上がって、
部屋から出て行った。

モニターを見てみると
フィナーレに突入

観客が盛大な拍手をしていた

『あたしも行くかな』

重たい腰を上げて
先輩たちの元へ向かった


「お疲れ様でしたー」

楽屋では緊張の糸が
解けた先輩達が居た

『どうでした?』