いきなり話を振られ、反応が遅れた。


「あたしはパス。」


美奈ちゃんがクールに言葉を放つ。



「あ、あたしも今日は予定あるから…。」


「何の予定?」



え、普通そこまで聞く…?



「あー!!」


絵梨の大きな声に、みんな驚いて絵梨を見る。



「もしかして、彼氏?」


絵梨が目を大きくして、あたしを見る。


「え、や…それは…」


図星をつかれて、答えを誤魔化そうとするあたし。



「やっぱそうなの!?」


「まじで!?いつから?」

「同い年?」


「あたしらも知ってる子?」



みんなから、次々に質問される。