「えっと、ここは?」
2人になってしまいなんとなく気まずくなり聞いた
「俺の船」
「ふ、船?あの、私帰ります」
ベッドから降りようとしたけどまだ身体がゆうことをきいてくれなくて前に倒れそうになった
「悪いけど、無理。もう街から出たから」
私を支えながらバンリはそう言った
街から出た?じゃあ帰れないじゃない。
焦る私を置いて部屋を出ようとするバンリ
「私、ここにいていいの?」
「つーか、いるしかないだろ。」
バンリは振り向きもせずそうゆうと部屋を出ていった
なんだか冷たいバンリの態度に不安になる
私、これからどうなるんだろう。
「あら、バンリいないじゃん」
ケイが入ってきた
テーブルにパンとスープを置いてくれた
「食べさせてあげよっか」
いたずらな視線でそうゆうケイに
「自分で食べれる」
と私は言った。
食べ終わるのをずっと待っててくれたケイは片付けながら話しはじめた
「バンリが、急ぎの用事があるとかでリナが起きるの待てなかったんだ。だから連れて来ちゃった」
「そう。ごめんなさい。迷惑かけて」
「全然。それより、しばらく俺らといることになるけど大丈夫?」
「うん」
ケイが優しくて、私は久しぶりに人の優しさに触れた。