「リナ、大丈夫?顔色悪いけど」


「う、うん…」


やっぱり不安。
どうしよう、でも2人の役に立てるチャンスなんだよね


「リナに配達してきてほしいんだ」


「え、配達?それだけでいいの?」


なぁんだ、もっとすごいことさせられるのかと思ってた。


「そう。ちょっと俺らじゃ無理なトコだから」


「へ?そーなの?」


バンリもケイも行けないんだ。でもなぜ?


「女しかいないからな」


「リナちゃん、あのね〜そこってバンリが嫌いな場所なんだよ。だから行きたくないの」


「ふ〜ん、まぁ別に配達くらいならいいわ。まかせて」


なんだか安心して2人にばっちりウィンクしていた。そんな私を不安げに見るバンリとなんだか楽しげなケイ。


「バンリ、リナ1人で行かせてホントに大丈夫?」


バンリの肩に肘をついて横目で顔色を伺う


「…………はぁ」


やる気まんまんのリナを遠目にため息をついた