「おっはよー、リナ」


朝からハイテンションなケイの声にうんざりする


「うッッ、ぉ、おはょ」


「リナちゃん寝不足ぅ?」

「そうなの。だから、バイバイ」


「え〜リナが相手してくれないのつまんない〜」


まとわりつくケイを適当にかわしキッチンに向かった

「リナ、俺も」


コーヒーを飲もうと注いでるとバンリがきた


「じ、自分でいれなさいよ」

「やだ。お前も飲むんだろ?じゃあついでにいれてよ」


目をこすり倒れ込むようにソファに座るバンリを横目にカップをもうひとつだした。


「どうぞ」


「サンキュ」


バンリの目の前にコーヒーを置き向かいにあるイスに座った


バンリは何枚かの書類をペラペラめくりながら見ていた

「それ、なに?」


「ん、仕事」


「ふ〜ん」


…いつも話続かないのよね

そう思いながら立ってもう一眠りしようと部屋に向かおうとした時、突然バンリに腕を掴まれた


「な、なに?」


「仕事。協力して」


そう言って
珍しくニッコリ笑うバンリを見て
胸の鼓動が高まる自分がいた