実柚は正直比呂が少し苦手だった それは一緒にいるとドキドキしてしまうから 恋愛初心者の実柚はこの気持ちが何なのかまだわかっていなかった 実柚にとって比呂は頼れる存在だった ただそれだけだった 「さー食うぞ」 比呂は私の隣に座ってきた ドキッ あ・・・ まただ 私は比呂から少し離れた 比呂は不思議そうな顔をしていた 「どした? 俺なんかしたっけ」