更に一年の月日が過ぎた・・・
「今日はあったかいねぇ~」
「そうやな。」
「桜が満開・・・」
うれしそうに桜を見上げる麻衣。
その姿はとても綺麗で、
口では言い表せない・・・
「麻衣。」
「んんっ!?」
麻衣は微笑みながら俺の方を振り返った。
「えっ・・・!?」
少し驚いた麻衣に俺が笑顔で頷くと、
「郁人ぉー!!」
麻衣は思い切り俺にしがみついて来た。
「郁人、だぁーいすき!!」
俺の首にしがみついたまま、
麻衣は大きな声で叫んだ。
やっと辿り着いた場所。
俺は麻衣と二人で幸せな結婚をする。
桜吹雪が俺たちを祝福するように、
俺と麻衣の下に
桜の花びらの雨を降らせた。
END
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
『理想の結婚』
それは一体どんなものなのか
俺にもわかりません。
理想も大切だけど、
理想に囚われすぎるのもまた問題かな・・・
自分が決めた結婚が一番と信じて
みんな幸せになっていくんでしょうね・・・
さて、この夫婦。
お互いに心配の種は消えません。
そう、嫉妬ですね・・・
これを乗り越えていけるのでしょうか・・・
今度は、『理想の夫婦』で、
みなさんの元に帰って来たいと思います。
いつになるかわかりませんが(^^;
最後までよんでくださって、
本当にありがとうございました!!
SHIRO