ある夜、部活を終えた弟が、大きな段ボールを抱えて帰ってきた。 「ただいまー」 「……何、それ?」 「…先におかえりとかないわけ?」 「あら、おかえり裕也」 お母さんが台所からパタパタとスリッパを鳴らしながら玄関へお出迎え。