来たのは屋上・・・。

だれもいない・・・。

悪いことしちゃったな。

莉子は悪くなんかないのに。

私を守ってくれたんだから。

もう終わりだ・・・。

私の味方はもういない・・・。

その時・・・。

「彩希~!さーきー!」

「・・・!?莉子!!」

「ハァハァ・・・彩希・・・ご・・めん・・・ね・・・。」

「莉子・・・。」

「彩希・・・ごめんね・・・あたし・・・自分のことばっか考えてた・・・。」

「莉子!!そんなことないよ・・・。私が・・・私が悪いの・・・。
こんな弱くて・・・いっつも守ってもらってるのに・・・。」

「彩希!!強くなろうよ!?彩希にはあたしがいるから!!
大した力にはなれないけど・・・。でも協力するから!!」

「莉子・・・。なんで・・・。なんで??」

「何が??」

「だって・・・。こんな私なのに・・・近くにいていいの??
本当は嫌じゃないの??私は・・・何もしてあげられないんだよ!?」

「ばか!!彩希のばかーーーーーーーー!」

「・・・・?」

「何いってんの彩希ったら!!強くなろうっていったじゃん!!
彩希はあたしにいろいろしてくれてるよ!彩希が勉強教えてくれたから
成績上がったんだよ♪」

「莉子・・・。莉子ありがとう!!私・・・強くなるよ!!」

「やくそくね♪」

そう言って2人で誓い合った。

私と莉子の絆は更に深まった。

莉子、本当にありがとう!!