「ただいま。」

「おかえりー!どうだった?」

「うん。手応えアリ★」

「まぁ!良かったわねぇ。結果が楽しみだわ」

家族が喜んでくれる・・・。

それが唯一の幸せ・・・。

私は今お母さんと2人暮らし・・・。

お父さんは私が3歳のとき事故で亡くなり

兄弟はいない。

お母さんは私一人にたくさんの愛情を注いでくれている。


数日後・・・。

テストの結果が返ってきた。

国語、、、100点

数学、、、100点

社会、、、100点

理科、、、100点

英語、、、99点

(!!!!!!!)

(そんなバカな!99点なんて・・・。)

「彩希~。どうだった?」

「うん・・・。まあまあかな・・・。」

「えー!すごい!!合計499点!?」

「すごくなんか・・・。」

「うわー499点だってさー」

「えーありえな」

「うっざー」

(なに??私が何かした??負け惜しみじゃん!!)

私は弱い。心の中でしか叫ぶことが出来ない・・・。

でも声に出して言ったらどんなひどい目にあっただろう・・・。

「ただいま・・・。」

「おかえり。結果どうだった?」

「・・・だめだった。」

「なんで英語だけ99点なの!?大文字と小文字のちがいじゃない!!」

「・・・。」

「間違えなくてもいいようなミスをしちゃだめでしょ??」

「ごめんなさい・・・。次からは頑張ります・・・。」

「はぁー。でも良く頑張ったわね!お疲れ様♪」

「うん。お母さんありがとう!」

それから私はもっと勉強を頑張った。