部屋の奥から声が聞こえた。


「...おい。見ろよ。あそこにちゃんといるから。」


..??
...???
....??!!!!


いたっ!!

本棚が大きすぎて隠れて見えなかった!!


「えーと、あの。教室からこの学校にお世話になります!!飯村愛です!よろしくお願いします。」



「あなたが飯村さんね?お父さんとは似てないのね~。」



お父さん??


「父と知り合いなんですか??」



何故お父さんのことを話に出すのだろうか?


「あなたのお父さんとは高校の同級生なの。」