ここでだけ。 この部屋のベッドの上でだけでいい。 神さまどうか、この汚れたあたしに、 もう1度ささやかな幸せを持つことを許してください。 それが瞬きのあいだのような、 不確かな短い時間のことであったとしても…… そしてその日、あなたは最後まで、 あたしの名前を呼ばずに果てた。