次の朝、起きた良子はすぐさまカーテンを開け、窓の外を眺めてがっくりと頭を垂れた。
(ガッツリ晴天……。がっかりだよぅ!)
良子は八つ当たり気味に、まるで効かなかった窓辺の逆さまテルテル坊主をゴミ箱に投げ捨てた。
(プール。どうしよう……)
実は昨日の夜、携帯小説を読みながら現実逃避をしていた良子はトイレでとんでもない事実に気づく。
(み……水着ないじゃーーーん!?)
慌てて一階に駆け下りて母に
「み、みみみみ水着ッ!貸して!!」
と言うと母はものすごいハイレグのハイビスカス柄の水着を出してきたのだ。
「これ……何年前の?」
「んー、バブルの頃のかな?本当にこんなの良子着るの?大丈夫?」
(大丈夫って……何が?)
でも母の言わんとするところも多少分かる気がする良子であった。
(ガッツリ晴天……。がっかりだよぅ!)
良子は八つ当たり気味に、まるで効かなかった窓辺の逆さまテルテル坊主をゴミ箱に投げ捨てた。
(プール。どうしよう……)
実は昨日の夜、携帯小説を読みながら現実逃避をしていた良子はトイレでとんでもない事実に気づく。
(み……水着ないじゃーーーん!?)
慌てて一階に駆け下りて母に
「み、みみみみ水着ッ!貸して!!」
と言うと母はものすごいハイレグのハイビスカス柄の水着を出してきたのだ。
「これ……何年前の?」
「んー、バブルの頃のかな?本当にこんなの良子着るの?大丈夫?」
(大丈夫って……何が?)
でも母の言わんとするところも多少分かる気がする良子であった。