「え……まさか?」
(まさかの暑中見舞いメールが?マジ?)
良子が玉置を見ると、玉置はウンウンと首を縦に振り続けた。
(……消しとけよ。まったく、もうドジッ!)
とは言えず、携帯電話を呆然と握る玉置に、良子は思い付く限りの慰めの声をかける事にした。
「ほらッ、お嬢様だったらあの位で良かったかもよ?」
「…………」
「しょ、昭和も悪くないって」
「…………」
「玉置君のにじみ出る人間性の良さは、きっと伝わるって!」
「……自慢じゃないが……そんなにじみ出る程の人間性の良さはねぇ……」
(まさかの暑中見舞いメールが?マジ?)
良子が玉置を見ると、玉置はウンウンと首を縦に振り続けた。
(……消しとけよ。まったく、もうドジッ!)
とは言えず、携帯電話を呆然と握る玉置に、良子は思い付く限りの慰めの声をかける事にした。
「ほらッ、お嬢様だったらあの位で良かったかもよ?」
「…………」
「しょ、昭和も悪くないって」
「…………」
「玉置君のにじみ出る人間性の良さは、きっと伝わるって!」
「……自慢じゃないが……そんなにじみ出る程の人間性の良さはねぇ……」