(だ、ダメだ!脳みそ制御不能~!ルンルン、ルンバ♪ルルルンルンバ♪でへぇ~)

良子は何度もそのコメントを読み直しては、地味に脳内ルンバを繰り返す。

『おもろい』そうだ。

おもろい。

こうなると、この間違った言葉も素敵に感じるから不思議だ。

(よーし、今日も携帯小説家メガネはやるぞぉ!)

乗せられやすい女、相澤良子がまたまた乗せられていると、玉置がフッと顔を上げた。

「今日はなんだか、ヨッちゃん楽しそうじゃね?」

「えッ?……いや、別に」

(言えない……)

良子の思考が一瞬でシラフになる。