(え?えええええええ!?)

「じゃ、それじゃぁ……も、ももももも」

「俺は桃は好きだ」

(流す!サラッとすっきり受け流してやる)

「私も。んで……もしかして──」

良子の反応の薄さに玉置はちょっと残念そうだ。

(ふん、ざまーみそらせ)

「……結構面白かったぞ。けど、ヨッちゃんあんな『ケンジ』みたいな男はそうはいねぇだろ。次はもっと青春バンザイって感じの書いてよ」

「…………あれ?」

「何だよ?」

「もしかして……『原色ヤンキー』って玉置君?」

良子が更新するたびに『頑張って下さい』とか『楽しみにしてます』とか短いコメントを残してくれた『原色ヤンキー』さん。

「あ?どうだろう?けど『原色ヤンキー』ってヤツ、結構いいコメント残してただろ?アイツはなかなかだな。俺も覚えてるぜ?」

玉置が鼻を擦る。