その昨日とは一転して今日は九月だというのに真夏日。
空にはまだ真夏の厚い雲がモクモクと浮いていて、何もしなくても汗が滲み出てくる。
「あっちぃね……。玉置君」
「おぅ、気持ちいいぐらいに暑いぜ」
良子はさらに窓から体を乗り出した。
(もう言ってしまおう。この青空のようにスッキリしてしまおう)
『ダチ』なのだから。
「ねぇ、玉置君。私、携帯小説書いてるんだ。それでね、この間ランキングにも入ったよ」
良子がドキドキしながら見つめた窓の下で、玉置は傾いた太陽の日差しを面倒くさそうに右手で遮ると良子を見上げて笑った。
「知ってるー」
「え!?な、なななななんでぇ?」
「テレさんがそう言ってた。ヨッちゃん、テレさんに『コバヤシ』の話書いてもいいか聞いただろ?」
「……う……ん」
(そう、結局は事後承諾になっちゃったけど)
テレさんはすんなりと『アイヨー』と言ってくれた。
でも、これは想定外だ。
空にはまだ真夏の厚い雲がモクモクと浮いていて、何もしなくても汗が滲み出てくる。
「あっちぃね……。玉置君」
「おぅ、気持ちいいぐらいに暑いぜ」
良子はさらに窓から体を乗り出した。
(もう言ってしまおう。この青空のようにスッキリしてしまおう)
『ダチ』なのだから。
「ねぇ、玉置君。私、携帯小説書いてるんだ。それでね、この間ランキングにも入ったよ」
良子がドキドキしながら見つめた窓の下で、玉置は傾いた太陽の日差しを面倒くさそうに右手で遮ると良子を見上げて笑った。
「知ってるー」
「え!?な、なななななんでぇ?」
「テレさんがそう言ってた。ヨッちゃん、テレさんに『コバヤシ』の話書いてもいいか聞いただろ?」
「……う……ん」
(そう、結局は事後承諾になっちゃったけど)
テレさんはすんなりと『アイヨー』と言ってくれた。
でも、これは想定外だ。