なんとなくそのメルマガからマイページに飛んだ良子は

「うがッ!?んぎょ?」

と奇声を発する。

閲覧数が三日前からは想像を遥かに越えた数字になっていたのだ。

(な、なんで?え?ひょっとして?)

ドキドキした胸の鼓動を必死で抑え込みながら、ポチポチとボタンを押す。

そして表示されたランキング。

「んぎゃあ!」

「お静かにお願いします……」

「あ、すいません」

「ここは携帯電話禁止ですよ?」

図書館員の中年女性の咎めるような低い声に良子は肩をすくめて慌てて帰り支度をした。