「玉置君──」
「……ビーは『お兄ちゃんは生まれつき真っ赤な髪だけどいい子だ。混血とか生まれつきの事でガタガタ言うな』って言いたいんじゃね?あいつ俺が生まれつき真っ赤な髪だって思ってんだよ。けど、あれじゃあ……ぜってぇ相手の子に通じてねぇよなぁ」
へへッ……と笑った玉置の後ろ姿を良子は見ていた。
ずっと、ずっと見ていた。
真っ赤な頭が『よし…。大丈夫だろ』と言うまで。
「……ビーは『お兄ちゃんは生まれつき真っ赤な髪だけどいい子だ。混血とか生まれつきの事でガタガタ言うな』って言いたいんじゃね?あいつ俺が生まれつき真っ赤な髪だって思ってんだよ。けど、あれじゃあ……ぜってぇ相手の子に通じてねぇよなぁ」
へへッ……と笑った玉置の後ろ姿を良子は見ていた。
ずっと、ずっと見ていた。
真っ赤な頭が『よし…。大丈夫だろ』と言うまで。