(う~ん……)
良子は自宅の居間のソファーで携帯とにらめっこをしていた。
《で、いつが暇なんだ?》
とのメールが送られてきたのが、かれこれ一時間程前だ。
せめて『こんばんは』とか『今日は久しぶりに会えて良かったよ』とか、そんなワンクッションあるメールならまだしも、書いてあるのは……
『で、いつが暇なんだ?』だけ。
玉置がどんなテンションなのかも分からない。
「せめて絵文字とか音符とか(笑)とか使ってよ……。これじゃまるで脅迫じゃんか……」
良子はブツブツ言いながら、玉置の左手の包帯を思い出してブルッと身震いをした。
下手な事はできないと気を引き締める。
良子は自宅の居間のソファーで携帯とにらめっこをしていた。
《で、いつが暇なんだ?》
とのメールが送られてきたのが、かれこれ一時間程前だ。
せめて『こんばんは』とか『今日は久しぶりに会えて良かったよ』とか、そんなワンクッションあるメールならまだしも、書いてあるのは……
『で、いつが暇なんだ?』だけ。
玉置がどんなテンションなのかも分からない。
「せめて絵文字とか音符とか(笑)とか使ってよ……。これじゃまるで脅迫じゃんか……」
良子はブツブツ言いながら、玉置の左手の包帯を思い出してブルッと身震いをした。
下手な事はできないと気を引き締める。