しかも振り返った玉置の眉間からシワが消えていた。
(あ、良かったぁ。このまま忘れちゃうな、きっと。バカで良かったぁ)
良子は安堵のため息をついた。
「今日からビーちゃんまた保育園に行ってんだけどよ……。また『混血』とか言われていじめられると可哀相だから、保育園に水着届けがてら様子見に行ってくんだよ」
「バカムスコ、チョーカホゴネ」
なぜかテレさんが突っ込む。
「うるせーよ。じゃ、すぐに帰っから……」
カランとドアのベルを鳴らして玉置君はいそいそと出て行ってしまった。
(あ、良かったぁ。このまま忘れちゃうな、きっと。バカで良かったぁ)
良子は安堵のため息をついた。
「今日からビーちゃんまた保育園に行ってんだけどよ……。また『混血』とか言われていじめられると可哀相だから、保育園に水着届けがてら様子見に行ってくんだよ」
「バカムスコ、チョーカホゴネ」
なぜかテレさんが突っ込む。
「うるせーよ。じゃ、すぐに帰っから……」
カランとドアのベルを鳴らして玉置君はいそいそと出て行ってしまった。