その日昼過ぎに家に帰った良子を母は『ヨッ!!ジャガー良子』と温かく(?)迎え入れた。
あれから……
良子は監視員のおじさんから学校名と名前と自宅連絡先を書かされ、母に電話連絡をされた。
が、丁度よく玉置がいなかったので、良子は自分の学校名だけしか言わないですんだ。
そして良子の学校名を聞いた監視員さんは『この学校なら──』と意外とすんなりと話を終わりにしてくれ、ビーちゃんと玉置と合流してプールをあとにしたのだ。
良子はこれほど進学校に通っている事に感謝したことはなかった。
そして玉置の学校名を言わなかった自分にひっそりと功労賞をあげた。
自室に入った良子はベッドの上に転がり、目を閉じる。
胸がまだドキドキして指先にしびれるような感覚が蘇る。
まさか自分があんな事をするなんて。
(まだ手がジンジンする──)
その時、机の上の携帯が鳴った。
あれから……
良子は監視員のおじさんから学校名と名前と自宅連絡先を書かされ、母に電話連絡をされた。
が、丁度よく玉置がいなかったので、良子は自分の学校名だけしか言わないですんだ。
そして良子の学校名を聞いた監視員さんは『この学校なら──』と意外とすんなりと話を終わりにしてくれ、ビーちゃんと玉置と合流してプールをあとにしたのだ。
良子はこれほど進学校に通っている事に感謝したことはなかった。
そして玉置の学校名を言わなかった自分にひっそりと功労賞をあげた。
自室に入った良子はベッドの上に転がり、目を閉じる。
胸がまだドキドキして指先にしびれるような感覚が蘇る。
まさか自分があんな事をするなんて。
(まだ手がジンジンする──)
その時、机の上の携帯が鳴った。