「もしもし」

『鈴亜!!今どこ?』

「あっ、あー…友達んち…。」

『なんで今日来なかったの?』

「えっとー、具合悪くなっちゃって…」

『そっか…今日は陽も来てなかったから…寂しかった』

「そ、そうなの…」

『うん…でね。』

「可菜ごめん。キャッチ入った。また明日ね。」

『えっ!!鈴…』

一方的に切った私に浜益くんが笑いながら言った。

「病人なのに…キャッチに出るんだ。」

「それは…病人だってキャッチにくらい出ますよ!!」