「どこ、ここ?」

「俺んち。」

綺麗なマンションで言われるがまま中へ入った。

中も高級感が漂っていて、通された浜益くんの部屋は白を基調としたシンプルでまとまった部屋だった。


「何してんの?」
飲み物を持って部屋に入ってきた浜益くんが明らか変な行動をしている私に言った。

「いやぁー、エロ本ないのかな?と思って!どこ隠したの?」

「そんなもんないから…第一あったとしても見つかるようなとこには置かないから…期待外れでごめん。」

「へぇ、今時にしては珍しい。和史の部屋にはあるよ。」

「俺が特殊なだけじゃん。男はみんなエロいんだよ。」

「ふーん。女の子もエロいと思うよ。好きな人と手繋いだらとかキスしたらとか考えるもん。」

「じゃあ、今も考えてる?」


そっと浜益くんが近づいてきた。