「キチンと卒業しないで行ったら花に怒られるから。」 「しーちゃんの怒ってる姿目に見えるな。」 「俺さ、花とは一生付き合っていたいんだ。それが友達とかじゃなくて……よく分かんないけど。」 「和史の言いたいこと分かるかも。私も陽といるとき思ってたりした。"この人と結婚したら幸せなんだろうな"って。」 「そうか。」 「うん。」 私たちはその夜、次の日が学校にも関わらず、朝まで話をしていた。