「試験どうだった。」 夜、興奮が冷めない私に和史が聞いてきた。 「緊張したよ。」 「でも、うまく行ったんでしょ。」 「やるだけのことはやったよ。」 「合格してるといいな。」 「合格するから。和史は大学決まったの蹴ったんでしょ?」 「はぁ?そんなことしねぇよ!」 「…みんな言ってたよ。しーちゃんのとこへ行くからって。」