「顔色悪いよ。」

しーちゃんが心配して、声を掛けてくれたけど、どことなく元気がない。





「もしかして、また和史とケンカした?」


「いや…そうじゃないんだけど…」


「……だけど?」


「私ね、留学しようと思うの。」


「留学!!?」