「ふざけんなよ…」


そう言った智尋くんは急いで黒板に駆け寄った。





「やめて。」

「鈴亜ちゃん…」

「こんなことしたら浜益くんが悲しむよ…」

そこにいる可菜に語りかけるように言った。


「大好きな人が悲しんで平気な人なんていないよ…」